ぼくは年間で6台以上スマホを買っている。多い時は同時に4台持つこともあった。ちょっとおかしい。ただこういう人たちはネットの世界だと割といる。
じつは3年くらい前、プライベートではデジタルデトックスを実践するほどスマホを遠ざけている期間もあった。ただ実に不便だった。もはやインフラのレベルまで高まっているこのアイテムを持たないということはあらゆる面で不利だと気づいた。たとえば会計・ポイント・電子チケット。他にもあげるときりがない。
そんなわけで反作用から「毎日使うものだし、どうせなら理想的で今の自分にぴったりなものを探そう!」となって現在に至る。(こいつには0か100しかないのか?)
スマホオタクの沼についてあきらかにしていく。
はいここテストに出ます。なにかと新機能や道具に踊らされがちな我々。もちろん趣味として新しいものや、これまでにないユーザー体験をすることは楽しい。ただ、スマホは道具。道具は不便を取り除いたり、目的を達成するための手段が形になったもののはず。
トンネルを掘って山を上り下りしなくても済むようにするのが目的だとしたら「つるはし」は穴を掘るための道具だ。「理想つるはし」にこだわってばかり穴を掘りすすめなければ永遠にトンネルは完成しない。
そんなことはわかっていつつも、最先端に触れ得るということのワクワクには勝てないのが私達スマホオタク。これからもその瞳が曇ることはないだろう。
一昔前、ガジェットブログや動画レビュアーは30半ば~40代くらいのおじさまが多い印象だった。それが、ことスマホにフォーカスすると若い方がかなり多く20代~30代がメイン層だと錯覚するほどである。
アマチュア無線、ハイスペPCなどは手出しがかなりかかるイメージだが、スマホの場合は回線とセットなら物によっては1円などで手が出せる。総務省からの横槍で最近は雲行き怪しいけど。
それでいてiPhoneやPixelなどは手放す際に結構なお金になる。実益も兼ねている趣味だ。
沼はなぜ沼なのか。沈んだら浮き上がってくるのは難しく、底にきりはないから底なし沼なのだ。
毎年何かしらの進化を遂げるスマホ。3,4年前に比べると革新的な進化はなくなってきてはいるがそれでもテクノロジーの進歩にはワクワクする。だがきりがないのも事実。
革小物・貴金属やインテリアであればアンティークには深みと味が出る。しかしことガジェットにおいては型落ちであることは大体がマイナスに働く。(OSのアップデートが受けられない、CPUが時代遅れになりアプリに対応できないなど)
このあたりが一生モノのスマホが存在できない理由の1つだったりもする。
(自戒の念を込めつつ)スマホ沼について整理してみた。今回は概念のかたりとなったが、そのうち、所有ガジェットの1つ1つにフォーカスした記事も書いていくのでぜひお楽しみに。